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月別アーカイブ: 2026年1月

三笠観光のよもやま話~第27回~

皆さんこんにちは!

三笠観光、更新担当の中西です。

 

 

~バブル崩壊〜2000年代~

 

高度経済成長期に確立した観光バスの黄金期は、永遠には続きません。バブル崩壊後の不況、価値観の変化、旅行の個人化、そして業界構造の変化。
観光バス業はここで「量を運ぶ」から「価値で選ばれる」時代へ入っていきます😊🚌

1)団体旅行の縮小:社員旅行が減り、旅が個人へ👤📱

バブル崩壊後、企業は経費を見直し、社員旅行や大規模な慰安旅行が減少します。
学校行事としての修学旅行は続くものの、旅行の中心は少しずつ個人・少人数へ移行。
家族旅行、友人旅行、カップル旅行、そして個人の趣味旅。
ここで観光バスは、従来の「大口団体」だけではなく、

  • 小規模団体

  • 趣味のサークル

  • 地域の自治会

  • 冠婚葬祭関連
    など多様な需要へ対応する必要が出てきます🚌✨

2)規制緩和と競争:価格競争が激しくなる💴⚔️

業界環境が変わると、新規参入や競争も起きやすくなります。
価格は下がり、サービスの差別化が重要になる一方で、過度な価格競争は運行体制や人材確保にも影響します。
観光バス業は「安く走る」だけでは長続きせず、

  • 安全

  • 人材

  • 整備

  • 教育
    という“土台”を維持できる経営が求められるようになります🧑‍🔧🚌

3)安全への視線が強まる:信頼が最大の価値になる🛡️✅

この時代以降、社会全体で安全意識が高まり、「バス会社を選ぶ基準」も変わっていきます。
旅行会社や学校、企業がバス会社を選定する際に重視するのは、価格だけでなく、

  • 運行管理体制

  • 乗務員教育

  • 車両整備

  • 労務管理

  • 緊急時対応
    など、目に見えにくい“信頼の仕組み”です。

観光バスは、旅の楽しい記憶を作る一方で、万が一があれば影響が大きい。
だからこそ「信頼の積み上げ」が最大の資産になります🤝🚌

4)ツアーの中身が変わる:テーマ型・体験型への進化🍇🎣

旅行が個人化すると、ツアーも変化します。
“名所を詰め込む”から、“テーマに集中する”へ。
例えば、

  • グルメ旅🍣

  • 花・紅葉の季節旅🌸🍁

  • 神社仏閣巡り⛩️

  • 工場見学🏭

  • スキー・マリンスポーツ🎿🌊

  • ワイナリー・酒蔵巡り🍷
    など、目的が明確な旅が増えます。

観光バス会社も、単に運ぶだけでなく、運行計画の工夫、立ち寄りの時間配分、道路状況の読み、ドライバーの案内力など、“旅の演出”が価値になります🗺️✨

5)車両の進化:快適性+高級感で差を作る💺✨

この時代、バスはさらに快適性・装備面で進化し、デラックスタイプや特別仕様の需要も増えます。
団体旅行が減っても、「良い体験にお金を払う」層は一定数いる。
その層に向けて、

  • 座席のゆとり

  • 車内設備

  • 静粛性

  • 乗り心地
    で差を作る動きが進みます😊🚌

6)観光バス業は“信頼で選ばれる産業”へ🚌🔑

バブル崩壊後、団体旅行の縮小と競争激化の中で、観光バス業は「量」から「質」へ。
テーマ型の旅、顧客体験、そして何より安全と信頼が、選ばれる基準になっていきました。

 

 


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三笠観光のよもやま話~第26回~

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三笠観光、更新担当の中西です。

 

 

~高度経済成長と観光バス黄金期~

 

観光バス業が大きく飛躍したのは、高度経済成長期です。生活が豊かになり、働き方が変わり、企業文化と学校行事が“旅”を制度として支えるようになります。
この時代の観光バスは、単なる移動手段ではなく、「団体で一緒に体験する日本」を作る装置でした

1)社員旅行の時代:職場の結束を“旅”でつくる♨️

高度成長期、企業は拡大し、人は都市へ集まり、組織が大きくなります。そこで生まれたのが、社員旅行という文化です。

  • 新入社員歓迎

  • 部署の親睦

  • 成績達成のご褒美

  • 忘年会・慰安旅行
    こうした名目で、団体旅行が盛んになります

観光バスは社員旅行と相性抜群でした。集合場所から一気に運べて、移動中も宴会の前哨戦のように盛り上がれる。サービスエリアでの休憩も、旅の記憶になります
「バスの中の時間」そのものが、旅の一部になった時代です

2)修学旅行の定着:学びと旅が結びつく

もう一つの大きな柱が修学旅行です。
学校教育の中で“集団行動”や“社会見学”が重視され、定番ルート(歴史都市、工場見学、平和学習など)が整備されていきます。
修学旅行は人数が多く、時間管理が厳密で、安全が最優先。ここで観光バス会社は、運行技術だけでなく「運営力」を磨きます‍✈️✅

  • 乗降の誘導

  • 点呼

  • 荷物管理

  • 休憩計画

  • 緊急時対応
    こうしたノウハウは、観光バス業の“組織力”として蓄積されていきました。

3)高速道路・観光ルートの拡張:遠くが近くなる️

道路インフラの整備が進むと、観光バスの行動範囲が一気に広がります。
「日帰りで行ける距離」が伸びると、日帰りツアーが増え、週末観光が活性化します。
さらに宿泊を組み合わせれば、広域周遊が可能になる。
観光バスは、地域観光を“点”から“線”へ変える力を持ちます️✨

この時代に、観光地側も団体受け入れの設備を整えます。大型駐車場、団体食、集合トイレ、土産の導線。
観光バスの増加は、観光地の“作り”そのものを変えたのです️

4)バスの快適性が進化:旅の質を上げる技術

需要が増えるほど、「より快適に」「より安全に」という競争も生まれます。
冷房、暖房、座席、サスペンション、騒音の低減。
観光バスは“移動の箱”から“快適な旅の空間”へ変化していきます✨

そして観光バス業のサービスは、運転だけではなく、

  • 乗務員の接遇

  • 案内

  • 車内清掃

  • 運行の正確さ
    といった“旅の品質”として評価されるようになります

5)黄金期は「団体文化」が観光バスを育てた

社員旅行と修学旅行。
企業と学校という大きな制度が団体旅行を支え、道路整備が遠距離移動を可能にし、観光地側も団体受け入れを整えた。
観光バスはこの時代に、産業としてのスケールと、サービスとしての型を確立しました

 

 


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三笠観光、更新担当の中西です。

 

 

~観光バス業のはじまり~

 

「観光バス」と聞くと、旅行会社のツアー、社員旅行、修学旅行、空港送迎、温泉地への移動など、いろんな景色が浮かびますよね😊
でも観光バス業は、最初から“娯楽としての旅行”を運んでいたわけではありません。むしろ始まりは、戦後復興の中で人々が「移動」を取り戻し、地域が「観光」を産業として育て、交通網が「道」を整える――その大きな流れの中で生まれ、育ってきた仕事です🛣️✨

1)戦後、旅は“特別”から少しずつ“手の届くもの”へ🇯🇵🕊️

戦後の日本では、生活の立て直しが最優先で、旅行は贅沢に近いものでした。それでも人は、故郷に帰りたい、親戚に会いたい、遠くの土地を見てみたいという気持ちを持っています。
鉄道は主要な移動手段でしたが、地域を細かく結ぶには限界がある。そこで活躍の場を広げていったのが自動車交通、とりわけバスでした🚌

当時のバスは、今のように快適な空調やリクライニングが整っていたわけではありません。それでも「まとまった人数を一度に運べる」という強みがありました。団体で移動できることは、旅のコストを下げ、計画を立てやすくし、何より“みんなで行く楽しさ”を生みます😊✨
ここに観光バス業の原点があります。

2)観光地の復活と「団体」の誕生🏞️♨️

戦後復興が進むにつれ、温泉地や名所、景勝地は少しずつ観光客を迎える準備を始めます。旅館や土産物屋、観光施設は「個人客」よりもまず「団体客」を歓迎しました。理由は明確で、団体は一度に売上が立ち、受け入れの計画が立てやすいからです📈

観光バスは、まさにその団体旅行の“足”になります。
「旅館に直接乗り付けられる」「駅から離れた観光地にも行ける」「時間通りに動ける」。
鉄道旅行とは違う“自由度のある旅”が可能になり、地域観光の設計そのものが変わっていきました🗺️🚌

3)道路事情とバスの進化:走れる道が増えるほど、観光が広がる🛣️🌄

観光バス業の歴史は、道路の歴史でもあります。舗装が進み、橋が架かり、峠道の改良が進むほど、観光ルートは拡張します。
「行けなかった場所に行ける」ようになると、そこは新しい観光地になります。観光地は“発見される”のではなく、“交通の整備によって成立する”側面が大きいのです🚧✨

この頃の観光バスは、今ほど大型化・高性能化していない分、運転士の技量が旅の質を左右しました。狭い道、急坂、天候の変化。団体客の命を預かりながら、時間通りに、安全に、そして快適に走る。
観光バス業は、最初から「運ぶ」だけではなく「旅の安心をつくる」仕事だったのです🧑‍✈️🚌

4)「観光」という産業の成長に寄り添った仕事🍡🏯

観光は、宿泊・飲食・土産・体験・交通がセットで動く産業です。その中で観光バスは、旅の“骨組み”にあたります。

  • どこに寄るか

  • 何時に着くか

  • どれくらい滞在するか
    この時間割を支えるのがバス。つまり観光バスは、観光地の売上や混雑、地域の動線にまで影響する存在です📅🚌

この頃から、バス会社は単に車両を用意するだけでなく、旅程の相談、受け入れ先との調整、運行計画の工夫など、旅行の“段取り”に深く関わるようになります。
観光バス業の価値は、「移動」+「段取り」+「安心」の総合力として育っていきました😊✨

5)観光バス業の原点は「復興」と「団体旅行」🚌🌸

観光バス業は、戦後復興の中で人々が旅を取り戻し、観光地が団体客を迎え、道路整備が進む中で成立しました。
旅の楽しさを運ぶだけでなく、地域経済を回し、時間割を作り、安全を担保する。
これが観光バスの“はじまりの精神”です。

 

 


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